配信日:令和5年2月13日(月)
第1回ツーリングの実施
~晩秋の大和路、伊勢本街道を快走 ランチ、温泉を楽しむ~
令和4年度にクラブを立ち上げたものの、暑い夏や梅雨時期、GWの連休や行楽期は外してとの条件設定で延び延びになっていたが、何とか昨年11月22日(火)、第1回目のツーリングを実施することができた。その概要について暫定世話人の青木(大津東C)が活動報告致します。
部員相互の顔合わせ的意味合いにも配意して、あまり遠出はせず休憩も十分に取ってランチや温泉を楽しめる内容の行程とした。それでも全行程約240kmとそれなりの距離で、本来なら明るいうちに帰り着くことがツーリングの鉄則であるが、それができず反省教訓として次回に生かすこととした。
6名中2名が諸事情で不参加。西村さん(大津北A)は仕事で、76歳最高齢の國廣さん(大津南B)は車検が当日までに間に合わず断腸の思いで断念。國廣さんは部員の中でもツーリング歴約55年の大ベテランであり、愛車も1500ccの大型バイク、北海道から沖縄まで日本全国を走るなど豊富な経験をお持ちで今後の部活に対するご指導やアドバイス等に期待しているところです。
午前8時30分、南郷水産センター前で集合、先頭は私、後押さえはベテランライダーの75歳中島さん(栗東)、中2台は62歳の今泉さん(大津東C)と61歳の村井さん(大津北A)。
目指すは奈良県北東部の三重県境に接するススキの名所の人気スポット「曽爾高原」。10月上旬から始まるススキの見頃には交通渋滞を伴うが、さすがにピークを外した平日とあって閑散、狙いどおり。ここで私が自慢のコーヒーを淹れようと携帯コンロを取り出した途端に監視員から「ここでは火気は一切厳禁、たばこもだめです」とイエローカード。考えてみれば当然のことか。
その美しい景色を堪能し次はもう一つの楽しみでもあるランチへと進路を取る。ランチは三重県津市久居の寿司店へ。初めてのツーリングで少しだけ奢って回らない寿司店を予約。到着すると、入口には「本日、予約で満席」の張り紙。個室の座敷でボリューム満点のセットメニューに大満足。これなら、別の機会に家族と来ても良いな。
ここまでは曽爾高原でコーヒーの誤算以外は順調であったかというとそうでもなかった。ナビ任せで細い山道に入るもルートは勾配きつく、所々陥没有りの荒れ気味。バイクでこそ何とか通行できたが車では離合も難しい。怖々と慎重に走るとようやく広い国道369号(伊勢本街道)に出ることができた。
国道から道の駅「伊勢本街道御杖」前を経て伊勢奥津へ、続いてJR名松線と併走する県道15号(久居美杉線)を北上。因みに名松線とは本来、松阪と三重県名張を結ぶ構想であったが、開通したのは松阪―伊勢奥津間。沿線は旧・美杉村や白山町など山間の地域を縫う全国屈指の赤字路線。2009年の台風18号で被災しこのまま廃線と思われたが、紆余曲折を経て本年2月に運行が再開された地域に愛される鉄道だ。
県道添いのルートを快走。雲出川、周辺の紅葉した山々が心を癒やしてくれる。この景色を楽しむだけでもこのルート選択は有りだ。
ランチの次は温泉、その後帰路につく計画。榊原温泉に進路を取る。榊原温泉はかの清少納言が「枕草子」でも謳われた古くからの温泉郷。今回は8月にリニューアルしたばかりの「榊原温泉湯の瀬」を利用。当然、施設はきれいで清潔感に溢れ、しかも65歳以上は350円と嬉しい。
温泉を出発したのが午後3時30分、またまたナビ任せが裏目に出た。関~鈴鹿峠~土山~甲賀の1号線ルートは土山までは順調であったが、それ以降は渋滞に巻き込まれてしまった。最も遠い村井さんが帰宅したのは午後6時30分。国道163号(伊賀街道)、信楽経由であれば渋滞もなかったのに、これまた反省。
ともあれ、第1回目は天気も上々、事故もなく無事終えることができた。参加の部員から次回を楽しみにしているとの声を聞き、疲れもどこへやら。
次回はさらに魅力的なコースを設定したい。また、警察OBとして安全運転に徹するとともに、他のライダーの模範となるようマナーをわきまえた部活を続けていきたい。ツーリングに興味をお持ちの警友の皆さん、是非一緒に楽しみませんか。連絡お待ちしています。
(大津東C:青木泰男090-4560-3647)